捌章 特別任務……なのかな?

35/73
前へ
/428ページ
次へ
神夜「……まずマーヤ。隣のニット帽。本持ってる黒髪眼鏡。あと馬鹿っぽい赤髪」 少し迷った感じの神夜だったが指を指しながら4人選んだ。 マーヤは名前を呼ばれると神夜に駆け寄って嬉しそうに抱きついた。 他の3人も少なからず神夜に興味があるので嬉しそうに前へと出ていく。 ユイ「ではマーヤさん、茉莉さん、由佳さん、ギル君は今日は授業免除です」 ギル「しゃー!!俺選んでくれてありがとなっ!!!」 赤髪の少年ギルは嬉しそうに拳を突き上げると次に神夜の背中を叩こうと近づいた。 しかし神夜がそんな事させる訳もなくマーヤをくっつけたまま機敏に動きユイを盾にした。 ギルはユイが盾にされた事に気づいておらずそのまま思いっきり背中を叩いた。 ユイ「……ギル君は案内から外した方がいいですかねぇ」 ユイの呟きで動きを止めたギルは自分が叩いた相手を見ると何度も目を擦って確認していた。 ギル「神夜くーん案内すっから早く行こーぜっ」 今度は神夜が逃げないうちに腕を掴むとギルは逃げるように教室から出ていった。 怒り顔のユイを見た銀華達も慌てて教室を出ていく。
/428ページ

最初のコメントを投稿しよう!

17082人が本棚に入れています
本棚に追加