捌章 特別任務……なのかな?

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雪乃「雪乃はエクスレイドラゴンだよー」 雪乃も今回は銀華に倣って幼龍の状態に戻ってみるのだが皮膚の色の違いで誰も信じようとはしていない。 雪乃「ぱぱー!!みんなしんじてないよー!!!」 それが分かった雪乃はすぐに人型に戻ると神夜に抱きついて甘える。 まぁ当然の結果なので神夜は何も言わずに雪乃の頭を撫でて慰める。 詳しい説明をするのも面倒なので信じない奴らは放っておくことにした。 ユイ「さてと…神夜さんがここにいるという事は案内を断ったって事ですよね?」 予定通り神龍寺姉妹に案内されていたのならこのクラスだけには来る事はない。 マーヤと一緒に来た事で分かってはいたのだが一応確認は取っておいた。 神龍寺姉妹を思い出してしまった神夜は少し不機嫌気味に黙ったまま頷く。 ユイ「じゃあ折角だしうちのクラスで案内役を決めちゃいましょうか」 全員「「「「おおおおぉぉぉ!!!!!」」」」 ユイ「あ……でも案内役は神夜さんが決めてくださいね」 嬉しそうな叫び声を上げたF組一同だったがユイの言葉ですぐに静かになり期待を込めて神夜を見つめる。 刺すような視線を受け神夜は困った風に銀華を見る。 が銀華は肩を竦めると我関せずといった感じでそっぽを向いた。
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