捌章 特別任務……なのかな?

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ユイ「…………ギル君座学の成績ー5」 神夜達が出ていったドアを睨みつけたユイは怒り顔のままボソリと呟いた。 ギル「俺はギル・レイナードっつーんだ。よろしくなっ」 そんな事を知らないギルは教室から少し離れた角で神夜に自己紹介していた。 無理矢理連れていかれた神夜はちょっと不機嫌気味にギルの話を聞いている。 マーヤ「………変態馬鹿」 こちらも何もされていないのだが不機嫌そうにギルの悪口を呟く。 その内容に神夜達は違和感のないように一歩ギルから距離を置いた。 茉莉「如月茉莉だよ。よろしくにゃ」 ニット帽を被った茉莉は少し警戒した様子で神夜に自己紹介をする。 匂いに敏感な銀華は茉莉を見ると不機嫌顔になり警戒し始めた。 神夜を警戒していた筈の茉莉もそんな銀華に気づくと睨みつける。 マーヤ「………茉莉……猫」 何がなんだかよく分かっていない神夜にマーヤは勝手に茉莉の秘密を暴露した。
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