捌章 特別任務……なのかな?

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茉莉「に゛ゃ!?!?マーヤちゃん勝手に教えちゃ駄目だにゃ!!!」 親友が警戒していた相手に正体をバラしたので軽く涙目になっている。 マーヤはというと気にする事なく神夜を見ていたのだが神夜の瞳を見るとピクリと身体を震わせた。 またもや神夜の目はキラキラと輝いており次の展開が簡単に分かる程だ。 マーヤは自分が被害を受ける前に神夜から離れるとさっきから本を読みながらチラチラと神夜に視線を走らせている由佳の元へ向かった。 由佳「まーさん?」 急にマーヤが来たことに驚いて由佳が声をかけるがマーヤは神夜を見たままで何も反応を見せなかった。 神夜の様子がおかしい事に気づいた茉莉は警戒して神夜を睨む。 神夜「耳触りたい」 茉莉の予想では差別とかされると思っていたので呆気に取られている。 茉莉「………はぁ…別にいいにゃ」 神夜の視線に耐えきれなくなった茉莉は溜め息をつくとそっぽを向きながらニット帽を脱いだ。 今回はマーヤの時ほど暴走していないのかそこまで激しくはなかった。 茉莉「……ん…にゃでるの上手いにゃ」 動きが激しくないのでマーヤのようにはならず幸せそうな顔をしている。
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