捌章 特別任務……なのかな?

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マーヤ「………こっち」 ギルを無視して神夜が頼むとマーヤの先導の元学園案内が始まった。 由佳のガチガチに緊張した説明によりこの巨大な城の中は空間を弄って広くしているのが分かった。 城の東端から初等部、中等部、高等部となっているらしく初等部の教師をしなければいけない神夜はかなり移動しなければならない。 更に無駄に入り組んでいる上に城内では転移が禁止というのだから面倒くさい。 神夜「あ…魅那の所行こ」 主要施設をある程度見て行っていた神夜は急に立ち止まるとそんな事を呟いた。 マーヤ「………魅那?」 急に知らない人名が出てきたのでマーヤは軽く不機嫌そうに神夜を見る。 茉莉も同じようでジトーッと神夜を見ている。 由佳「神夜しゃ…さんの妹ですよね?」 由佳は魅那の事を知っているらしく赤い顔で神夜に確認を取る。 神夜「うん。教室知ってる?」 妹と聞いて恥ずかしそうにしている2人を無視して魅那の教室を訊く。 由佳「しょ…初等部の1ーSです」 ギル「じゃー次はそこだなっ」 由佳の話を聞いて嬉しそうに全員に話しかけるギルだが全員反応を見せない。
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