捌章 特別任務……なのかな?

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ギル(俺いなくてもよくね?) さっきから悉く無視されているギルは心の中で涙を流しながらそんな事を思ったそうな。 そんな訳で魅那の教室に行く事になったのだがマーヤ達は1つミスを犯してしまった。 現在地から魅那の教室に行く為の最短距離は2-Sを通らなければいけないのだった。 マーヤ達も通りたくないルートだったのだが遠回りしては神夜達に失礼だと思いそのルートを通る事を決めた。 実はその選択がマーヤ達に危険な目に合う原因の1つになってしまうのである。 S組の前を何の問題もなく通り過ぎるマーヤ達だが疑問符を浮かべていた。 今は丁度授業の終わった時間なのでS組の生徒の罵詈雑言が飛んでくると思っていたのだが生徒の姿すら見えない。 …………ゾクッ 教室から少し行った所でマーヤ達のみに絡みつくような嫌な視線が向けられた。 揃って後ろを向いたマーヤ達だったが後ろには誰もいない。 銀華『どうかしたのか?』 綺麗に揃った4人に若干引きながら銀華が問いかける。 マーヤ「………別に」 銀華はともかく少し心配そうな視線を向けてくる神夜に気づいた4人は何もなかったように案内を再開した。
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