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―日曜日―
母
「あらいらっしゃーい!!
うわぁべっぴんさんねぇ、
真樹央ったら
こんな素敵な彼女
捕まえちゃって♪
やるじゃないの。」
真樹央
「母さんはしゃぎすぎ。」
一階からかすかに聞こえる声
部屋でそれを聞く真沙夫
真沙夫(M)
「ん?
ああ、こないだ言ってた
兄貴の彼女か…
ほんとに連れてきたのかよ、
舞のこと少しは
考えてやればいいのに…」
ガチャっとドアを開ける母
母
「ほら真沙夫っ、
真樹央の彼女さん来たわよ!
あんたも挨拶しなさい!!
すっごいべっぴんさんよ~、
ふふっ」
真沙夫
「え~いいって俺は…」
母
「いいから来なさいって!!」
しぶしぶ階段を降りる真沙夫
真沙夫(M)
「別に兄貴の彼女が
誰だろうと
俺には関係ないのに…」
真樹央
「真沙夫、紹介するよ。
俺の彼女の霜月琴子。
高校のクラスメイトなんだ。」
琴子
「霜月琴子です。
真樹央の弟さん?
よろしくね。」
真沙夫(M)
「そこにいたのは…
あのときの、あの人だった」
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