2.やっぱり好きなんだ!

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  真沙夫 「なっ、ななな…なっ…」 真樹央 「真沙夫?どうしたんだ?」 母 「あら真沙夫!  もしかして、  琴子さんがあまりに  美人すぎて声も出ないの?」 琴子 「そんな違いますよー  …でもわたし  …弟さんのこと、  どこかで見たような…」 真沙夫(M) 「えっ!?  俺のこと覚えててくれたの!?」 琴子 「…と思ったけど  気のせいかなあ?  そんなわけないよねえ、  ふふっ」 真沙夫 「えっ、あの俺っ…!」 真樹央 「あ、もしかして、  試合の日に  見かけたんじゃないか?  真沙夫来てたみたいだし。」 琴子 「え?試合の日…?  ああ!そうだあっ、  あのときぶつかった男の子!!  真樹央の弟さんだったんだあ」 真樹央 「へえ、そうなのか。  すごい偶然だな、  な?真沙夫。  …真沙夫?」 真沙夫 「…よりによって…  兄貴の…兄貴の彼女だなんて…  なんでこんなに世間は狭いんだ…」 真樹央 「お、おい真沙夫?  どうかしたか?」 真沙夫 「あっ、いやっ。  なんでもない…」 母 「ほら真沙夫っ、  黙ってないで  とりあえず自己紹介くらい  しなさいよ。」 真沙夫 「あ…弟の真沙夫です!  よ、よろしくお願いします。」 琴子 「あら、ご丁寧にどうも~。  こちらこそよろしくね。」 真樹央 「じゃあ俺たち部屋行くから。」 母 「あとで何か差し入れ  持っていくわね。」  
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