1.俺、恋しちゃいました

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  真沙夫 「いっけー!!兄貴ーっ!!」 舞 「まき兄~っ!ファイトっ!!」 真沙夫(M) 「今日は、兄貴の部活の練習試合の日。  兄貴はスタメンらしく、  妹の舞が行く行くとうるさいから、  2人で応援に来ることにした。」 舞 「ねーまさ!!  まき兄シュート決めたよシュート!!  きゃー!!まき兄かっこいーっ!!」 真沙夫 「お前恋する乙女じゃねえんだから、  顔赤くしてはしゃぐなよ。  ほんとブラコ…」 舞 「うっさい真沙夫。  まき兄はね、あんたと違って  超かっこいいの!!  …それに比べてあんたは  バカだしアホだしヘタレだし。  ほんとに兄弟なの?」 真沙夫 「兄弟じゃなかったらなんなんだよ。」 舞 「拾い子とか。」 真沙夫 「だったらお前もだろうが。  俺たち双子なんだし。」 舞 「うっさいわね!!  そもそもあんたと双子ってのが  あたしは納得いかないの!!  頭は悪いし気は利かないし  おまけに性格も悪いときたら…  こんな人間と血が繋がってる  ってだけで虫酸が走る!!」 真沙夫 「どんだけぇ!?」 舞 「まあさすがにそれは  言い過ぎだけど。  それに比べてまき兄は  顔よし頭よし性格よし!!  まさに紳士!!  パーフェクトなのっ!!」 真沙夫 「わかったわかった、  お前がブラコンってのは  よーくわかったから。  あ、兄貴の試合  終わったみたいだぜ。」 舞 「なんですってぇ!?  あんたがうるさいから  まき兄の勇姿を  見逃したじゃないのおっ!!」 真沙夫 「俺のせいかよ!?  お前が勝手に1人で  しゃべってただけだろ!!」  
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