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真沙夫
「いっけー!!兄貴ーっ!!」
舞
「まき兄~っ!ファイトっ!!」
真沙夫(M)
「今日は、兄貴の部活の練習試合の日。
兄貴はスタメンらしく、
妹の舞が行く行くとうるさいから、
2人で応援に来ることにした。」
舞
「ねーまさ!!
まき兄シュート決めたよシュート!!
きゃー!!まき兄かっこいーっ!!」
真沙夫
「お前恋する乙女じゃねえんだから、
顔赤くしてはしゃぐなよ。
ほんとブラコ…」
舞
「うっさい真沙夫。
まき兄はね、あんたと違って
超かっこいいの!!
…それに比べてあんたは
バカだしアホだしヘタレだし。
ほんとに兄弟なの?」
真沙夫
「兄弟じゃなかったらなんなんだよ。」
舞
「拾い子とか。」
真沙夫
「だったらお前もだろうが。
俺たち双子なんだし。」
舞
「うっさいわね!!
そもそもあんたと双子ってのが
あたしは納得いかないの!!
頭は悪いし気は利かないし
おまけに性格も悪いときたら…
こんな人間と血が繋がってる
ってだけで虫酸が走る!!」
真沙夫
「どんだけぇ!?」
舞
「まあさすがにそれは
言い過ぎだけど。
それに比べてまき兄は
顔よし頭よし性格よし!!
まさに紳士!!
パーフェクトなのっ!!」
真沙夫
「わかったわかった、
お前がブラコンってのは
よーくわかったから。
あ、兄貴の試合
終わったみたいだぜ。」
舞
「なんですってぇ!?
あんたがうるさいから
まき兄の勇姿を
見逃したじゃないのおっ!!」
真沙夫
「俺のせいかよ!?
お前が勝手に1人で
しゃべってただけだろ!!」
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