3.いつもチャンスは突然に

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  真沙夫(M) 「そしてついに、  日曜日がやってきてしまった」 真沙夫 「なあ舞、  そんないきなり遊園地に  行こうだなんて  兄貴よくOKしたな?」 舞 「まき兄は優しいもん。  あたしがお願いすれば  何だって聞いてくれるわ」 真沙夫 「…舞がここまでわがままに  育ったのって  絶対兄貴のせいだよなあ…」 舞 「ほらブツブツ言ってないで  行くわよ!支度出来てんの!?」 真沙夫 「出来てます出来てます」 真沙夫(M) 「そして俺達3人は、  琴子さんを迎えに行き、  遊園地へと向かった。  舞の作戦がそんなに  うまく行くとは思わないけれど、  まあ琴子さんといられるなら  なんでもいいや。  なんて考えてしまう俺は、  もう彼女にすっかり  溺れてしまっているのだった」  ― 遊園地 ― 琴子 「遊園地なんて来るの  久しぶりだわ」 真樹央 「俺も真沙夫と舞が  小学生の時から  来てなかったなあ。  今日は楽しもうな」 琴子 「ええ。  誘ってくれてありがとね、  舞ちゃん」 舞 「いえ、お構いなくー!」 真沙夫(M) 「お?舞の態度が  いつになく優しい! 『これから別れさせられるとも  知らずに幸せそうに  笑ってるわこの女…  せいぜい最後の時を十分に  堪能しなさい』  とでも思っているのだろうか」 真樹央 「琴子、何乗りたい?」 琴子 「真沙夫くんと舞ちゃんに  任せるわ。  わたし基本的に  何でも大丈夫だから!」 真樹央 「そうか?  じゃあ舞、何がいい?」 舞 「あー!!あたしあの  ジェットコースターがいい!!  行こうまき兄っ!  はやくはやくーっ」  
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