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お姉さん
「じゃあここで待っててね」
舞
「ほら真沙夫、
今こそ仮病を使う時よ!!」
真沙夫
「え、いま!?」
舞
「当たり前でしょ?
まき兄たちが来る前に
ベッドか何かに
横になっておかないと!」
真沙夫(M)
「まじかよ…。
俺はお前みたいに
演技うまくねーんだから
バレても知らねえからな!」
真沙夫
「あ、いたたたた…」
舞
「馬鹿…!下手くそ…っ」
お姉さん
「ん?どうかしたの?」
真沙夫
「あ、えと…
お腹が、いたくて…」
舞
「あああのお姉さん!
どこかに寝かせてあげて
ほしいんだけど…」
お姉さん
「あら大丈夫?
医務室があるから
そっちで横になってなさい」
舞
「あ、ありがとうございますっ」
真沙夫(M)
「我ながら、
この大根役者っぷりは情けない…。
まあでも、こんなにうまく事が
運んでいいんだろうか?」
舞
「ふう、
真沙夫の演技の下手さには
正直冷や汗をかいたけど、
なんとかここまで来れたわね。
真沙夫、またあんな演技したら
今度こそバレるわよ!?
わかってんでしょーね!?」
真沙夫
「しょーがないだろそんなの!
俺はお前みたいに
演技うまくないんだから!」
舞
「そんなの言い訳にならないわよ!
バレたら意味ないんだから!!」
真沙夫
「せ、精一杯頑張ってみるけどさ…」
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