1.俺、恋しちゃいました

3/10
8人が本棚に入れています
本棚に追加
/41ページ
  舞 「あたしまき兄のとこ  行ってくるー!!」 真沙夫 「ここまでブラコンなのも  どうかと思うけどな…」 真沙夫(M) 「まあ確かに兄貴はかっこいいし、  スポーツも万能だし頭もいい。  尊敬できる立派な兄貴だ。  でも…そんな出来のいい兄を  持ってしまったもんだから、  俺は比べられて当然。  自分で言うのも何だけど、  少しヒネてしまったというか。」 真樹央 「おー舞、  来てくれてたのか。  サンキューな。」 舞 「まき兄のためならあたし  どこへでも行くよっ、えへへ。」 真樹央 「かわいいこと言うなあ舞は。  どうだ?今日の兄ちゃん  かっこよかったろー」 舞 「まき兄はいっつも  かっこいいよ!!!」 真樹央 「お褒めいただき、光栄です。  なんつってな、ははっ」 真沙夫(M) 「俺は兄貴に勝てるもんが  なーんにもない。  それが俺のコンプレックスに  なってるなんて、  誰にも言えないよなあ…」 舞 「それでねっ、  まき兄のあのシュートが  すっごくかっこよくってぇ!!」 真沙夫 「まだしゃべるのかあいつは…。  きっとしばらく  かかるんだろうなあ…。  仕方ない、  校内うろついてみるか。」  
/41ページ

最初のコメントを投稿しよう!