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― 琴子の家 ―
真沙夫
「お、お邪魔します…」
琴子
「はいどーぞ。
騒がしい家だけど
ゆっくりしてってね」
真沙夫
「え?騒がしい…?」
奏
「コト姉おかえりなさあーい!」
音
「お腹…空いた…」
詩
「遅いよコト姉!!
今まで何やってたの!?」
真沙夫(M)
「わわわ!?
同じ顔…!?」
琴子
「こらこら、
お客様が来てるのに
その態度はいいのかな?」
奏
「このお兄ちゃんだあれ?」
詩
「まきおくんじゃない!!
コト姉フタマタ!?
フタマタかけてるの!?」
音
「フタマタって、何…?」
真沙夫
「あの…えっと…
琴子さん?俺はどうすれば…?」
琴子
「ごめんねえ。
初めて見る人が来ると
いつもこうなの。
すぐ慣れると思うから、
少し付き合ってあげて」
律
「おかえりお姉ちゃん。
久しぶりのデートは
どうだった…って、
…その人は?」
真沙夫(M)
「今度は琴子さんに
そっくりの美少女が!!」
琴子
「ただいまりっちゃん。
この人は真樹央の弟さんで、
真沙夫くんっていうの」
律
「デートだって言ってなかった?」
琴子
「まあ色々あってね。
さて、晩御飯の準備しましょ!
みんな手伝ってね」
奏
「手伝うーっ」
詩
「ハンバーグ食べたい!
ハンバーグ~っ!!」
音
「納豆…梅干し…」
琴子と三つ子は玄関から
台所へと姿を消す
律
「はじめまして。
妹の律です。
真沙夫くん…で大丈夫?」
真沙夫
「あ、うん…
真沙夫です。よろしく!」
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