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真沙夫
「ねえ兄貴…
好きって、何？」
真樹央
「おおっと…
いきなり難問だなあ。」
真沙夫
「兄貴は、
彼女のこと好きなんでしょ!？
どういうのが好きって
気持ちなの!？
俺、今まで女とか
興味なかったから、
考えたこともなくて…」
真樹央
「ということは真沙夫、
お前気になる子が
できたんだな？」
真沙夫
「そっ、そんなんじゃ!!」
真樹央
「隠すな隠すな。
…まあ好きって気持ちは、
人それぞれ感じ方が違うからな。
どんな気持ちになれば、
相手を好きだって
感じるかはその人次第だ。」
真沙夫
「…じゃあ、
兄貴はどんな気持ち？」
真樹央
「俺？うーんそうだな…。
俺の場合は典型的な
恋のパターンではなかったな。
一緒にいて、一番安らげるのが
あいつだった。
そばにいて、ずっとあいつを
見ていたいと思った。」
真沙夫
「典型的な恋のパターンって？」
真樹央
「相手のことを考えて
ドキドキしたり、
胸が苦しくなったり。
漫画やドラマの世界で
よくあるアレだよ。」
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