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「…くっ…!」
捻ってしまったためジンジンと痛み出す左の足首。
その間にも、闇より深い闇が少年に近づこうとしていた。
「………!!」
やがて深い闇は少年の足を、体を引きずり飲み込むかのように、少年は闇へと消えて行く…
少年の手が、何かを掴もうとするかのように、もがく。
遂には深い闇だけが、辺りへ散らばり、その場には何もなくなった。
そんな闇を切り裂くかのように聞き慣れたアラームが聞こえた。
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