序章

3/7
2人が本棚に入れています
本棚に追加
/15ページ
「…くっ…!」 捻ってしまったためジンジンと痛み出す左の足首。 その間にも、闇より深い闇が少年に近づこうとしていた。 「………!!」 やがて深い闇は少年の足を、体を引きずり飲み込むかのように、少年は闇へと消えて行く… 少年の手が、何かを掴もうとするかのように、もがく。 遂には深い闇だけが、辺りへ散らばり、その場には何もなくなった。 そんな闇を切り裂くかのように聞き慣れたアラームが聞こえた。  
/15ページ

最初のコメントを投稿しよう!