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特に飾り気のない、鉄格子のような門が、内開きで開く。
左右を芝生に囲まれた、車庫までの数百mの道を、車はゆっくりと走り始める。
その芝生は20m程の幅をもっていて、その奥には木が生い茂っている。
「うっわ~……。ムチャクチャ広い庭ですね!」
「まあ、そうなんだけどな。小さい頃からの憧れで建てたけど、この金をもっと別のことに使えたんじゃないかと、たまに思うよ」
テューアはそれに、苦笑いしながら答える。
「まあ、そうゆう考え方もあるかもしれませんがね」
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