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「へぇ。と、言うと?」
「未来投資、ってとこですかね。ルーリーちゃんが元に戻った時のための」
クーロンは、ハハッと乾いた笑いを漏らす。
「本当に、そうなってくれたら嬉しいんだけどな」
テューアはそれに、満面の笑顔で答えた。
「大丈夫ですっ! まだ予定ですけど、ルーリーちゃんの救世主は、今ここに、いるじゃないですか」
「……そうか。まあ、期待してるよ」
テューアは今度、胸を張って答えた。
「はいっ! 任せちゃっていいっすよ!」
「ははっ! 頼もしいね!」
今度は満面の笑顔を浮かべて、クーロンは言った。
車は、車庫へと入っていく。
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