2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ムチャクチャ凄い屋敷ですね」
テューアは、屋敷の廊下を興味津々といった感じで見回している。
「そうか。喜んでもらえて嬉しいよ」
するとテューアは、いまだ満面の笑顔のまま、クーロンの方へ振り返る。
「はいっ! だって、自家用エレベーターすら、テレビでしか見たこと無いのに、えーと、これ、何て言うんですか?」
「ああ、オートウォークのことかい?」
「そう、それです! オートウォーク! もう、ある種男の浪漫を感じますね」
「ははっ! それは嬉しいことを言ってくれるね。子供の頃からの憧れを認めてもらえたような気分だよ」
最初のコメントを投稿しよう!