準備終了

3/14
前へ
/55ページ
次へ
「な、何でしょう?」 びくびくしながら聞き返すと、ストラはいつになく真剣な顔で、ルーリーを指差した。 俺はもちろん、一瞬で理解。 ベッド横まで移動して、ルーリーの肩を叩きながら、声をかける。 「ルーリー、起きろ。朝だぞ~」 すると、すぐにルーリーは目を開き、上体を起こす。 そこで彼女は止まった。 俺は次の命令を下す。 「えーと……。ああ、こっち側から、えと、ベッドから降りろ?」 ルーリーはベッドから降り、俺の横に立つ。 こんなルーリーだが、移動する時だけは、とっても楽な魔法の言葉がある。
/55ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加