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「ところでさ」
「は、はいッ!?」
思わず声が裏返る。
「いやいや、テューアくん、別に何かやらかしたわけじゃないから、少し落ち着かないか?」
「……はえ?」
今度は、拍子抜けした声に。
「落ち着いたか? じゃあ、話すぞ? 実は、俺の友人、クーロン・ラビアン、って奴なんだけどな? そいつが、お前に会って話したいことがあるそうだ」
「……え? 俺に、ですか?」
「ああ、どうしても、お前じゃなきゃダメらしい。会ってやってくんねぇかな?」
「まあ、いいですけど……」
「おお! 助かるよ」
近くの食堂で待ち合わせに決まった。
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