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その声は店内に響き渡った。
テューアはその剣幕に押されて何も言えなくなる。
「……済まない。自分が大変なことを言っているのは分かっている。それでも、私には君に頼るしか無いんだ。頼む、話を聞いてくれ……!」
クーロンは、両手を机に置き、テューアに向かって頭を下げた。
「分かり……ました。話、聞きます。頭を、上げて下さい」
こんな姿勢を見せられたら、話を聞かないわけにはいかない。
「ありがとう。感謝する」
そう言うとクーロンは頭を上げ、事情を話し始めた。
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