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少年は目を覚ました。
(此処は…‥どこだ…‥)
少年は考える…‥
自分は確かに、屋上から飛び降りた筈だ……‥
彼は見たこともない世界に一瞬、戸惑ったが‥すぐに答えは出た。
(ああ…俺……死んだんだ…‥。)
じゃあ此処は、天国?
だが、少年はこの世界に疑問を抱いた。
この、天国と思われる世界はとても白くて……‥
何もない……
此処は何処だろう…‥
「うふふっ。」
そう考えていた少年の背後から笑い声が聞こえた。
振り返るとそこには一人の少女が立っていた…‥。
白いワンピース、透き通る程白い肌。そして、腰まである真っ黒な髪。
少年はその美しさに終始、見とれた…‥
「ようこそっ🎵この白の世界へ🎶」
少女は白の世界、そう言った。
「白の世界…?」
少年は聞いた。
「えぇ、この世界はまだ何も存在しない、真っ白な世界🎵」
少女は楽しそうに答える。
「だから、此処は理想の世界🎵」続けてそう言った。
「理想の世界…‥何処が理想の世界なんだ?」
少年は聞く。
「此処は何もない🎵だから、選ばれた人は好きなように作れるの🎵」
少女は答える。
「選ばれた…?何で選ばれた⁉それに…‥此処は天国じゃ無いのか⁉」
少年は聞く。
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