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さっちゃんに無理矢理引きずられて、
着いた先は我が母校。
四年前、
亮ちゃんに想いを寄せたまま
卒業した場所。
何も変わらへんそこを見つめていると、
実際あの頃にタイムスリップしたみたいな
不思議な感覚。
亮ちゃん、
あたし
22歳になったよ──…。
ドキドキしながら門をくぐり、
亮ちゃんを見るためにいつも通っていた職員室へと足を運ぶ。
途中、
懐かしい先生や
全然知らへん先生とすれ違った。
変わってないようで変わってんねや。
ちょっとだけ、
寂しさを抱いた。
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