ブルーな日々の訪れ

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顔は楓によく似てて、でも楓より彫りが深い気がする。 二宮 柊(しゅう)。楓の父兼KANONのマスター。 「やあ、いらっしゃい。莉緒ちゃん。今日は一番乗りかな。」 にっこり微笑んで、マスターは言った。 階段を降りると、かなり分厚い扉が現れる。楓が慣れた手つきで扉を開けた。 同時に、扉の隙間からスポットライトの光があふれだす--。 そして目の前には、その光を一身に受けたステージが見える。 ……って、あれ? さっき、マスターは私たちが一番乗りって言わなかったっけ?? 楓も私と同じことを考えたみたいで。
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