『デルソール』

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今日も、同じ夢、同じ電車、同じ夕日、同じ事の繰り返しだ。 少年は、新しさを求めいつもより3つ早く電車を降りた。 1時間程度歩くと人気の少ない通りに出た。 辺りを見渡しながら奥へと進んで行くとある店に行き着いた。 看板には『デルソール』と書いてあった。 ポルトガル語で太陽だ。 しかし、店の造りは一言で言うとフランスやギリシャを連想させる。 何処からどう見ても怪しい。 だが、少年は希望と好奇心を沸かせ店のドアを開けたのだった。
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