~記憶の断片~

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バキッ!! ドゴッ!! 葉月「ゴホッ!!…もう……勘弁して……!!」 出された条件とは,殺姫が潰されてからも調子に乗っていた葉月を倒す事だった。 真澄は友達に止められた為,葉月に手を出せなかった。 真央が潰す為に探し回っている事を知り,やっとの事で捕まえた。 真央「それでも族の頭張ってた奴かよ!!!逃げ回りやがって!!」 ドカッ!! 腹に蹴り込むと膝を着き,その場に吐いていた。 (……探し回って追い込む……前にもこんな事が有った様な……) 葉月「…二度とでかい面しないから……許して下さい……」 直ぐに真澄に電話を掛け,今の状態を教えた。 真央「二度と調子に乗らないと言ってますけど…どうしますか?」 真澄「分かった…もう手出さなくて良いよ」 挨拶をして電話を切ろうとすると,真澄に呼び止められた。 真澄「これからは自由にして良いから…仲良くしよう」 真央「ありがとうございます…!!」 電話を切り,葉月は帰して皆に告げると,喜びの歓声を上げていた。 解散を呼び掛け,喜びながら一同帰って行った。 真央と新保,他の幹部は最後に残り,話をしていた。 新保「これからは自由っすね!!……?どうかしたんすか?」 浮かない真央の顔を見て,新保は疑問に思った。 真央「…何でも無い……あたしが奢るから酒でも飲みに行くか!!」 新保逹は返事をし,知り合いの店に引き連れて向かった。 (……たまに思い出す懐かしさは…一体……) 走っている途中,幾ら考えても思い出せなかった。
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