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真面目だけど頭の悪いボクはなんとか高校にいきたかった。
部活を優先する生活と物覚えの悪いボクの成績は最低だった。
進路相談をしたときボクには部活の特待でいくしかなかった。
これがボクの地獄の始まりだった。
高校に入学して三年間坊主。
眉剃り禁止。
恋愛禁止。
土日部活。
夏休み、冬休み、春休み、すべて部活。
毎日毎日、先輩に殴られる。
服なんて買った記憶がない。
必要なかった。
制服か道着のどちらかを身につけていた。
娯楽は睡眠と食事。
まさに牢獄。
毎日、授業中に卒業までのカウントダウンを計算していた。
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