-出現と逃避-

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----------------- From.♋ subject.Re. ----------------- 何を考えてるのかさっぱり分からない。 最近メールは返して来ないし。 END 忘れたけど。 くだらない 何を返せと? 分かろうとしないなら分かるわけ無いじゃない。 でも言い訳はしないわ。 無様だもの。 別れたいって言ってくれたら楽なのにな。 もうあたしは貴方に感情 一欠片も無いよ。 ……否、最初から…? 何かが分かる訳もない。 今はただ、剥がしとった君の体温が恋しい。 返す気も失せて君の腕の中に再び戻り、君の体温をあたしの体温に織り交ぜる。 ほら、此処にはあたしの望む安らぎしか無いのだよ。 腕をきゅっと絡めて、君の胸への帰りをそっと知らせると、 君は何も言わず、寝呆けつつもあたしをさっきよりもしっかりと抱きしめ直し、また深い夢の世界に足を踏み入れていった。 夢への入り口は一緒なのに見るものは全て違う できれば何もない世界を下さい。 モンスターの叫びも聞こえない世界を少しだけ。
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