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―魅音と電話― 詩音 「ごめん…お姉… お姉… 悟史くんは園崎家を… 恨んでるんだよね?」 (泣きながら話す) 魅音 「…だと思う… 北条一家を団結のための 見せしめとして迫害するよう扇動したのは園崎家 園崎家が自分たちを 今の境遇に追い込んだ 根源だと思い恨んだとしてもおかしくない…」 詩音 「だったらなんで!? なんで今頃になってなの!? 今になってこうなるの!?」 魅音 「それは…悟史が 大人だったからとしか…」 詩音M 「今までは大人だったから私が園崎の人間でも普通に扱ってくれた? でも今は…心身共にボロボロだから 心の奥底の恨みが噴き出して!?」 詩音 「そんなのって…」 詩音M 「それならいっそ! 初めて会った時から 私を拒絶するような目で 睨んでくれたなら! 私は 私は… 恋したりはしなかったのに」 ―――――――2話END.―
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