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あっちこっち
叩いているうちに、
どこかのドアが
ポンと開くと思うんだね。
その開いたドアが、
自分の
いちばん求めている、
愛するものへの道だと、
とりあえず
信じるんだよ。
そこへ入る、
またドアが
全部閉まっている。
必死になって
叩くと、
またひとつだけ
ドアが開く。
そういうところを
ひとつずつ
通過しているうちに、
いつか、
ものすごい光が
自分の中に
出てくるはずなんだよ。
小説
「イリュージョン
(著・リチャード・バック)」
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