友情と愛情の狭間~③

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でも、愛という女と二人しかわからない話をしている学を見ていると、我慢も限界を超えた。 「先に、行ってるから…」 学に背を向けながら、俺は、ラーメン屋に向かった。 「あっ、友達待たせちゃったね。じゃあ、そーゆーことだから、後で家に来てね」 「わかった。サンキュ」 この二人は、付き合っているのか? 考えるだけで、胸が締め付けられる。 「待てよ」 「……俺とラーメン屋なんて寄らないで、彼女と一緒に家に帰ったほうがいいんじゃね?」 「夜でいいよ。どうせ近所だし」 「近所に、可愛い彼女がいてよかったな」 抑えられない感情が、学に当たる。 「なんだよ。幼なじみなんだから、近所にいても普通だろ」 「…さっきの子は、学にとってなんなんだ?」 自分でも女々しいと思った。 だけど、はっきりさせないと、気になってラーメンどころじゃない。
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