友情と愛情の狭間~④

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「おぉ~い?朝だぞー」 「うぅん…」 目を擦りながら、ここが屋上であることを思い出した。 「…先輩?」 「はぁ~い。優しい優しい川端先輩ですよ」 「せんぱぁ~い…」 先輩の腰に抱きつき、愚痴を漏らした。 「学が、俺に女を紹介してきたんですよ。しかも、幼なじみの女に頼まれて…。もう、学を好きでいる自分に疲れました」 「よしよし」 「なんで、俺は学を好きになったんだろう…。ただ、辛いだけで、この想いが報われることはないのに…」
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