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先輩と休日デートをしていたとき、急に雨が降ってきた。
「やっべー…。雨だ雨。傘買ってくるから、少し待ってて」
先輩は、濡れないように建物の下に俺を残し、自分だけ雨の中走って行ってしまった。
先輩はとても優しい。
俺を、好きだと言ってくれるし、キス以上のことは俺が拒否れば止めてくれる。
俺は、このまま先輩に甘えたままでいいのだろうか?
「傘1本しか売ってなかったから、家まで送るよ」
肩が濡れないようにと、先輩は俺の肩を抱いて相合傘をしながら帰った。
他愛ない会話をしながら、家の前まで送ってもらった。
「わざわざ送っていただいてありがとうございます。家に寄っていきますか?」
「今日は、もう遅いから今度お邪魔するよ。また、明日」
顎を掴まれ、上を向く。
長いキス…。
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