友情と愛情の狭間~⑥

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先輩と休日デートをしていたとき、急に雨が降ってきた。 「やっべー…。雨だ雨。傘買ってくるから、少し待ってて」 先輩は、濡れないように建物の下に俺を残し、自分だけ雨の中走って行ってしまった。 先輩はとても優しい。 俺を、好きだと言ってくれるし、キス以上のことは俺が拒否れば止めてくれる。 俺は、このまま先輩に甘えたままでいいのだろうか? 「傘1本しか売ってなかったから、家まで送るよ」 肩が濡れないようにと、先輩は俺の肩を抱いて相合傘をしながら帰った。 他愛ない会話をしながら、家の前まで送ってもらった。 「わざわざ送っていただいてありがとうございます。家に寄っていきますか?」 「今日は、もう遅いから今度お邪魔するよ。また、明日」 顎を掴まれ、上を向く。 長いキス…。
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