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5月
入学アセンブリから1ヶ月がたった頃、陸紅学園高等部の入口に2つの人影が。
「ここが陸紅学園かぁ!」
「はい。入学手続きに時間がかかってしまって申し訳ありません・・・」
「いいって♪んじゃさっそく行ってみよ~!」
「Σあ!こら悠様!まずは職員室です!」
陸紅学園の男子制服に身を包んだ賑やかでハイテンションで小柄な生徒と、同じく男子制服に身を包んだ敬語の生徒は学園の入口をくぐる。
朝の通学時間であったため周りの生徒たちから注目を集めたが、行動以外でも2人は目立った。
理由はその容姿。
小柄な方は黒髪に宝石のような赤い瞳、
敬語の方は金髪にスカイブルーの瞳、
そして、
“カッコいい”よりも可愛いと綺麗が当てはまる顔。
色々な意味で、この2人は注目を集めたのだった。
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