アタック

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  「じゃ、また」   店を出ると彼はそう言って歩き出した。     (おい! ご飯食べて終わりかよっ!)     ブラブラしないのか?   まぁ、初日だから仕方ない。それにオッサンにしたら衝撃的な時間だったろうから疲れてもいるだろう。    早く帰して休ませてやるか。     「真司さん、メールしますから~」   背中を向け歩く彼に向かい声をかけた。     「なんで?」   振り向きそう言ってきた彼、にアタシは言う。     「友達だから」   ニヤッと笑ったアタシを見て、大きく溜め息をひとつ落とすと、またアタシに背中を向け歩き出した。     40過ぎてんのにシャイなんだから。   なんか可愛いじゃないか。  
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