シロ

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背後から声。 振り向くと花束を口に銜えたそれは美しい白猫がいた。 『名前、シロっていうんだ。 キミは?』 「‥‥‥クロ。」 『これから丘の上にある病気のおばあさんのお見舞いに行くんだけどクロも来る?』 「え‥‥‥あ、うん。」 美しい町を歩いて行くうちにたくさんの人達の笑顔に出会う‥ (僕がいた都会とはまったく違って‥のどかで、なんてあったかいんだろう‥) 『クロ、着いたよ。  おばあさーん!』
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