暇、時々神

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三月中頃……道路脇に遠慮がちに生える小さな草花とともに、春の柔らかい日差しを浴びながら車線が消えかかってる田舎道をただただのらりくらりと歩く。 あ~あ……どうしたものかなぁ。 えらい目に遭ったもんだ、何の前触れもなくいきなりあんなん出てきて、驚かない方がおかしいだろうな……。 知恵のない頭の中では相変わらず同じ思考が繰り返されてる。 そんな俺がため息をつく程憂鬱になりながら、悩みなどまるでないよと言わんばかりに澄み切った青空を見上げるのには訳がある。 あれはほんの三日前のことだった、自分としてはいつも通りのはずだったんだ……。
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