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「お前、さっきより息荒くなってるぜ? それに、肌が汗ばんできた」
「……何が言いたいの?」
このとき私は、もう宗也に敬語を使わなくなっていた。
使いたく、なかった。
でも彼はそんなことを気に留めもせず、また手を……ううん、指を動かす。
少し手をずらして、内側の敏感な部分を撫でた。
「あっ、やぁんっ!」
私の声じゃないようなものが、私の口から出てきた。
驚く私の耳元で、宗谷が囁く。
「感じてるんだろ?」
「そんなこと! んぅっ!」
宗也の言葉を信じたくなくてとっさに反論したけど、彼の指がまた太ももの内側を撫で始めたため言葉は続けられなかった。
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