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「それに、さっきの女とは最後まで出来なかったし」
「は?」
聞かなきゃいいものを私はつい反射的に聞き返してしまった。
「あの女、自分だけ気持ち良くなったらあとは仕事があるからとか言って戻りやがった。年上は面倒がなくていいが、面白みがないのが難点だな」
……いや、私にそんなこと言われても……。
女に関して愚痴られ、私は微妙な気持ちで頬を引きつらせる。
そんな私に、宗也は囁いた。
「だから溜まってるんだ。ヤらせろよ」
低く暗い声が耳に直接届く。
そのまま、耳たぶを甘噛みされた。
「っっっっっ!?」
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