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あ~!
私のバカぁー!
自分で自分を殴りたい衝動が沸き上がってきたけど、そんなことをしたって後の祭りなのは変わりない。
宗也はその茶色の目を怒りで燃えさせ、私の腕を乱暴に掴んだ。
「いたっ!」
「そっちがその気なら俺も容赦しない……。泣き叫んでも許してやらないからな? ……めちゃくちゃに犯してやる」
そう言った宗也の目はマジだった。
え?
うそ……。
冗談……なわけないか……。
どうしよう、目がイってる。
これがただの痴漢とかだったら、迷わず腕を振り払って確実に急所を叩くのに……。
次にまた殴ったら今度こそ追い出すと言われる気がして、私は動けなかった。
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