番外編1 初夜のハナシ。

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「ま…明さんがそう言うんなら、僕は従うだけですけど…」 ザーッ、と泡を流す音。 「…愛季、お風呂速くない?」 「そうですか? 分かりません」 …と、音がしたと思えば直ぐに湯気の立った愛季の姿。 入浴時間、約5分。 「シャワーしかしてませんしね」 「あ~ホラ、ちゃんと拭いて」 愛季の持っていたタオルを奪い取り、ガシガシと乱暴に愛季の髪を拭く明。 「い…痛いですが」 「あ、ごめん。でも風邪ひくしさ」 慌てて、明は力を弱めた。 「…何か…」 「ん~?」 「…何でも、ないです」
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