番外編1 初夜のハナシ。
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この時愛季は笑っていたのだろう。 タオルを動かす手を、自らの兄に重ね。 この時は思い出していない兄の姿を重ね。 それでも、愛季は幸せだろう。 例え、目の前の明の中で恋心が着々と育っていても。 この先、どんな事がこの山茶花学園で起ころうとも。 …香尋 愛季、ここに山茶花学園入学。 初めての一夜を、明の腕の中で過ごす。
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