第二話 解放

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自分の部屋に入り、ベッドに横になった。 気付いたら、また涙を流していた。 「くそっ…、なんでだよ……」 涙を拭いながら、思い浮かんだのは寂しそうな土屋の顔だった。 ―数時間後― 「んっ…、なんだ…あのまま寝ちまったのか…」 辺りを見回し、窓の外を見ると、暗くなっていた。 時折くる鈍い痛みに顔を歪めながら、リビングに行き、ちょっと早めの夕食をとることにした。 「………まずい…」 おかずにラップして、自室に戻った。
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