第三話 学校

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渡したのは、果たし状。やられっぱなしは趣味じゃない。 あんな一発じゃ物足りない。 死にそうになるまでやらなきゃ気が済まない。 俺はそれだけのことをこの1ヶ月間やられてきたんだ… 書いた言葉は“放課後、体育館裏に来い”の一言だけ。 土屋は、授業が始まるというのに、立ち上がって、俺に「わかった」とだけ伝えて、教室を出て行った。 ー放課後ー 俺は、体育館裏にきていた。 ここは、人が滅多にこない喧嘩のフィールド。 土屋を殴り倒すには、絶好の場所だった。
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