第六話 告白

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俺は沈黙に耐えきれずに声を出した。 「俺…、帰るわ……。ごめんな…変なこと言って…………って、え?わっ!?(汗)」 部屋を出ようと開けた扉は、勢いよく閉められ、腕を引っ張られて俺はその場に倒れた。 「今の…」 「は、…え…?(汗)」 「…今の、本当か……?好きって…」 「…ゃ、……ぅん…////」 俺は顔を背けて肯定した。 すると、次の瞬間には俺の視界ががらりと変わり、映ったのは部屋の扉で、体に感じたのは凄く久しぶりの人の温もりだった。 「…あ、あの……つ、土屋?(汗)」 「も…一回……」 「え…?」 「もう一回言って…」 「~~~~~っ!////だ、誰が二回もっ…!////」 「お願い…、もう一回だけ……(泣)」 「っ…、も、もう一回だけだからな!////」 俺は、土屋を抱きしめ返して耳元で囁くように言った。 「…つ、土屋が…好き……だ………////」
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