第二話 解放

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「日高……、お前を家に帰すよ。……今まで悪かったな…。」 …え? 今、家に帰すって… 土屋が言った言葉を理解できずに、固まってしまう俺… しばらくして、やっと理解でき、俺は土屋の顔を見た。 「…どうした?」 土屋が不思議そうに俺を見た。 どうした?…って、俺をここまで慣らして今更それは、身勝手すぎだろ? 「…っ(怒)わかった。帰る!」 俺は、痛む腰を押さえながら、ベッドから立ち上がり、土屋を一発殴って、土屋の家を出た。
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