平凡であり平凡でない日常

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勿論の事、私にはそんな趣味は無いので、軽く聞き流す。 はぁ……しんどい。 私が溜息を吐きながら、登校していると、後ろから声がかかった。 正直、五月蝿い。 今は私を放っておいてよ。 そいつは私の考えなど、軽く無視して話しかけてきた。 「おっはよお! 今日もラブラブねぇ」 そんな事は無い……と全力で否定したい所だが、それをしてしまえば無意味に誤解されてしまいそうなので、止めておく。 「相変わらず朝からテンション高いわね……」 私はそう呟きながら、後ろを振り返る。 そこには、まさしく元気を絵に書いたような、少女がそこに立っていた。
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