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そんなある日変化があった
朝起きると父親が険しい顔をして秀樹が起きるのを待っていた
珍しい事だ
いつもならこの時間は前日のお酒のせいでグッスリ眠っているのに
「秀樹!!」
小さなボロアパートに不釣り合いな大声で呼ばれた
異様な空気だ
「な、何?」
恐る恐る父親に近付いた
「お前…イジメられてるんか?」
イジメの事は秀樹の担任ですら気付いてない事だ
家でもほとんど会わないし会話もしないこの父親がどうして?
「なんでよ…
そんなハズないやん
みんな友達やのに…」
自分の願いを口に出した
そして逃げるように家をでた
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