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魔理沙「このまま無視して突っ切ってもいいんだが……」
そう言うと魔理沙は、源の方を見てニヤける。
源「……なんだ?」
魔理沙「源、たしかお前もスペルカード持ってたよな?」
そう言われて、源は自分の着ていた高価そうな和服についているポケットから、数枚の札を取り出した。
源「ああ、これのことか?」
魔理沙「相手はチルノだし、いい機会だからお前のスペルカードがどんなのか見てみたいな」
興味深そうに魔理沙は源を見る。
しかし源は、困ったような顔で頭を掻く。
源「いや……俺は弾幕は……」
魔理沙「……?」
源「俺は、弾幕は張れないんだ……」
魔理沙はそれを聞くと、怪訝な顔をした。
魔理沙「ええ? なんだよ、そのスペルカードは飾りか?」
源「いや……そうではなくて、俺のスペルカードは、攻撃用じゃないって言うか……魔理沙が戦ってくれれば、見せられるよ」
魔理沙「ますますわからないな。お前のスペルカードなのに、私が戦っている時に使うのか?」
魔理沙は首を傾げた。
源「まあ、見ればわかると思う」
チルノ「さっきから、あたいを無視するなー!!」
チルノは、ぷんぷんと頭から煙を出して怒っている。
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