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実家から帰った翌日の夜。
サトルは久し振りに私を求めて来た。
私はサトルの浮気に気付いていない態度を貫こうと思った。
そのうちに余所の女から私の元へ帰って来る。
それまでは善い妻で在ろう。
だが、身体は正直でサトルに触れられても反応しなかった。
「……っ!!……」
痛がる私の様子に構わずサトルは続け、事が済むとさっさと背を向けて横になった。
私はバスルームへ行き、シャワーを浴びながら声を出さずに泣いた。
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